ごだっくのぽんぽこ珍道中

日々のネタやロードバイクの旅ログ的な、他人様の役に立たない日記を書いてます

GIANTの小さいサイコン、CONTINUUM SYNC

安い/形もシンプル/Stravaと連携できる、という内容に惹かれて衝動購入してから2ヶ月ほど経過。結論からいくとあまり満足いくものではなく・・・、ここらで一度どんな点が不満なのか整理してみます。

giant.co.jp

まず最初に、この機器は2種類の動作モードがあり、どっちかを選んで使う事になります。

  • Sensorモード

別売りのANT+対応のケイデンス/心拍センサーと接続して、そこから得られる情報を表示するモード。ただし、実際にこのモードで使う人はほとんど居ないでしょう。というのは、この機器自体にはGPS機能やメモリがないので、走行中のリアルタイムデータを表示する「だけ」で、そのログはどこにも保存出来ません。ポケットやバッグの中で他のサイコンを動かして記録はソッチに任せて、この機器で状況把握だけする、という使い方はあるのかもしれないけれど、外部センサーが同時に複数のサイコンと接続できるのか不明だし、ちょっと想像しにくい使い方にはなっちゃいますね。

  • PHONEモード

GIANT製スマホ用のアプリ「RIDE SYNC」とBluetoothで接続して、そのアプリの外部モニターとして利用するモード。ケイデンス/心拍センサーにはアプリ側で接続。スマホなのでGPSでルート記録ももちろん残せるし、Stravaなど外部サービスにもログを連携も出来るし、まあこれが実際の使い方になるでしょうね。

というようにここまでは特に不満めいたものはなく、GPSやメモリは搭載されていないのは価格的に当然なわけで、「Sensorモード」の位置づけが微妙なもののまあいいか、というレベルなんですけども・・・。

諸悪の根源「RIDE SYNC」

問題は「PHONEモード」で使用する無料のスマホアプリ、RIDE SYNCにあります。このアプリの出来がまあ良くないっす。StravaやRuntastic、その他メジャーどころのアプリでは当然かつ快適なライディング記録には重要と思われる基本機能が、ざくっと無いんです。CONTINUUM SYNCは悪くない・・・だがしかし、なのです。

アプリ異常終了、その後が・・・

異常終了や操作間違いでアプリが突然落ちる(落としてしまう)事ってまああると思うんです。それはまあしょうがない、起こって当然としましょう。しかし、このアプリはそのフォロー対応がまず良くない。
他のサイコン系アプリのメジャーどころでは、こうした場合はアプリを起動し直してやれば中途半端で切れてしまっているログの途中から再開出来るよう工夫されている訳ですが、RYDE SYNCはそれが出来ない。アプリが落ちたらそこでライド終了です。まあ記録自体がすっぽり消えるような最悪のケースは起きた事は無いですが、消えずに記録されているなら再開も出来るだろうよ、正常終了か異常終了か判別は簡単な事でしょうよ、ブツブツブツ・・・と小一時間ほど問い詰めたくなります。

走行ログのソートが日付の昇順固定ですよ・・・

それと、ライドの記録が積み重なってくると、アプリの狭い画面の中では走行ログの一覧をスクロールする事になる訳ですが、そこが走行日付の昇順固定。昇順というのはつまり日付の古い順に上から並んでいるという事ですが、つまり新しいライドは必ずそのリストの最後部になるという事です。検索や日付範囲指定が無いのはまだわかりますけど、普通は新しいものから見たくなるというのが人情ってもんでしょう・・・。

 

他にもこのアプリへの不満点はあるんですが、そういう大小様々な作りの荒さによって、CONTINUUM SYNC自体の評価も下がってしまうという事をアプリ開発の責任者はもっと真剣に考えるべきです!機器自体はコンパクトで安価で良い製品にもかかわらず、です。あんまり言いたくはないのですが、こういう所が「所詮は中華製だからな・・・」という風評に繋がってしまうのではないかと・・・。

アプリのアップデートに期待

幸いなことに、不満点はスマホアプリ側の「RIDE SYNC」だけに集中しておりますので、今後のGIANTの奮起によって少しずつ改善されて行く可能性はもちろんあります。ソフトウェアなので、やろうと思えば後からどんどん改善出来るわけです。それが救いですな。まあわたくしはそれまではWAHOO RFLKTを新たに買って、Stravaの外部モニターとしてつなげて使う構成にチェンジしますけども。機材選びの泥沼旅行は続く・・・。